トウコツ



四凶のリーダー。

人面にして猪の如き長い牙と、虎の様な豪腕を持つ姿の魔獣。


人間を殺す事に最大の喜びを感じており、


魔力の全てを自身の肉体の強化の為にのみ使っている。

とにかく誰よりも長く戦い、多くの命を奪う事に執心しており、鎧もまたその為だけのもの。

更に上から彼を覆う鉄や石のプロテクターは彼の身体に直接打ち付けられている。

戦闘において得物の種類は選ばないが、鈍器や自らの拳で戦う事を好む。

退く事を知らず、

一体どんな神経をしているのか、いかなる攻撃にも全く怯まない。

彼の体表にある、一見虎柄のようなものは全て戦いによる古傷。

ろくにきちんとした治療を行っていない為にその殆どが完治していない。

彼の被る“人面”は犠牲者達のもの。

粗野で暴君な一方で、人面はその都度新しい物と取り替えている。


第二次総力戦では、旧卯部隊により背骨を折られるも、

筋肉のみで体幹を支えながら戦うという離れ業を見せた。

結局行動不能に陥るも、現在は驚異的な生命力で完全回復。

更に再び同じ事態に見舞われた場合の為に、代用鉄パイプの背骨を装備した。

現在は全身を鎧で外骨格化する事を目指している。





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