怠惰の大罪者アセディア ベルフェゴールの侍女


怠惰の大罪者アセディアは

怠惰の果てに人々からの怒りを買った

それも“この世における”健全な人間たちに


彼は変わらず何もしない

果てのない怠惰を日々享受した 他の全てを踏みつけて

踏みつけられた何人もの人々が彼への復讐に戦い

そして残らず死んでいった

彼は動かないが 彼の侍女が彼を守るのだ

彼愛用の椅子が 何に変えても守るのだ


その鉄の身体に宿る献身はなんなのだろう

愛だろうか だとしたら誰のだろう

いずれにせよ 鉄の侍女の献身は 彼の心に届かない




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