十二神将三十六禽申之図



申は山岳を舞台とする戦闘を最も得意とするチーム。

獣士は持たないが、“呼べば助太刀に来てくれる”一族の仲間は沢山いる。

元々隊長・従士の三人は山岳戦闘部族の精鋭。

トリッキーな戦法を好む。刃物や鈍器の武器の扱いはピカイチ。

オールマイティに使いこなす。








クウ


まさかの申部隊長。

生後間もないぶっちぎりの隊員最年少である。

まだ歩けず産着に身を包んでいるが、尻尾が器用でその辺も問題なく戦える。

間違いなく部隊中最高峰の戦闘の天才であり、赤ん坊にしてククリナイフの達人である。

その上知能指数も異常に高い故に、異例の年齢での隊長となった。

経験のなさを才能でカバー出来る恐るべき赤様。

ろくにしゃべれないが、隊員への指示は全てベビィサインでこなす。







ソン


隊長クウの兄。

やはり武才に恵まれており、棒術の達人。

一族に伝わる宝貝(パオペエ)、“如意棒”を使いこなす。

如意棒は『自在に伸びる』のではなく、普段が小さく縮めてある状態。

本来の長さは15メートルもあり、その質量の中でなら、ソンの意志に自在に変形する。

如意棒の変形制御は曇りなき想像力と集中力が必要。

彼は精神的に子どもっぽい部分があり、その辺が彼の最大のネックだが、

如意棒の能力を自在に引き出す事が出来るのは彼だけである。







ゴウ


旧申部隊リーダー。

数多くの戦場をくぐりぬけてきた百戦錬磨。

現在経験の浅い他メンバーの教育を一族に任されており、

自身も主にその辺のバックアップに集中している。

様々な刃物・鈍器を使いこなせるが、特に巨大双鈷杵を好んで扱う。

凄まじい腕力の持ち主で、徒手空拳での戦闘も得意。

十二神将三十六禽が創設される以前の戦争で、戌部隊のヴォルフと交戦した経験がある。

顔の傷はその時のもので、ヴォルフとはライバル関係。





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