十二神将三十六禽未之図



未は元々隊長を中心とした独自の組織であり、進んで戦闘に参加する事は有り得ない。

十二神将三十六禽の戦略における要。

未の協力の有無は直接戦況を左右する。

従士・獣士共に全隊員が隊長の執事とメイド。








モーガン・イーリオス・カサンドラ


未部隊長。

代々高名な予言者が生まれる特殊な家系、カサンドラ家の現当主。

様々な要人著名人御用達の占い師の名家でもある。

彼女は歴代のカサンドラ家の中でも最も有能とされており、

総大将コージンは、十二神将三十六禽創設時に真っ先にカサンドラ家への協力を要請した背景さえある。

予知能力には精度とより先の未来を見るに比例して、

多くの“脳力”を使う事になり、彼女はその都度多少の休眠が必要となる。

様々な占いにも精通しており、予知能力も占い能力も幼少時に開花した。

いかにもゆったりとした育ちの良い貴婦人気質で、従士・獣士である執事やメイド達に絶対の信頼をおいている。

また、同じく予知能力を持つ歳の離れた妹がいる。







フランク・トグリル


代々カサンドラ家に仕える護衛特化の特別使用人。

大概の武器の扱いはこなすが、中でも弓やボーガン、投げナイフなどが得意。

特に投げナイフは携帯性と即時対応力が高い為好んで扱う。

常にモーガンの傍にいる。ほとんどボディガードの様な存在。

他人の前では決して表情が緩んだりする事はないが、モーガンに対しては特別なようだ。

とはいえ、それ以上の特別な感情は持ち合わせていない。







モルテン・スカラマンガ

カサンドラ家に代々仕える一族の者。

基本的にはモーガンの身辺の世話をしており、役職としては執事長。

但し、モーガンの為ならばと、隠し持つ愛用の黄金銃の引き金を引くことを厭わないガンマンでもある。

逆に言えば、モーガンの為にしか戦えない人物。

スカラマンガ家がカサンドラ家に仕える前のオリジンは、指折りの殺し屋だったという噂がある。

雁なのにとても朗々としたいい声の持ち主。

やはり無表情だが、物腰はとても紳士的で、未部隊の獣士たちより尊敬されている。





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