十二神将三十六禽丑之図
丑は前述通りの後方支援を主とした専門技能集団で、武器開発や医療など、非常に数多くの部門が存在する。
戦闘能力はほぼ皆無。職人気質や偏屈屋が非常に多い。
マリー・カレーム
丑部隊長。戦場料理人。丑部隊料理部門のリーダーでもある。
特殊装甲のエプロンを装備しており、大砲くらいなら正面から無傷で堪えてみせる程の防御力を誇る。
基本的には戦闘は行わず、どんな戦場も身一つで駆け巡り、お料理をする。
丑部隊は専門技術集団の複合ギルドなので、各部門にリーダーがおり、規模は戌部隊に次いで多い。
そんな中料理長である彼女が全てを束ねる隊長を務めるのは、一重に丑部隊獣士達から最も慕われているからである。
獣士達からは母さんだのおふくろだのかか様だのおかんだのと呼ばれている。
十二神将の中でも母親的存在。
サバイバル料理から諸国の民族・郷土料理に至るまで広域に精通しており、
彼女に作れない料理はないという。
料理部門の隊員の夫がいるが、二人の間に子どもは生まれていない。
基本的に十二神将三十六禽全隊を家族の様に思っているようだ。
オダギリ・ヒロシ
十二神将三十六禽の違和感その1。
八頭身の蟹。別に変身などはしないが、ムダにヒーロー風にキめている。
丑部隊唯一の純粋な戦闘員。
独自の拳法“合戦拳”(大勢を一人でいっぺんに相手にする事を想定した拳法らしい。)と、
丑の開発部門が作った専用武器、マロンショットガン・ハニーランス・ウスキャノン・バフンボム等を扱う。
上記の専用武器は、性能こそ良いものの見た目がダサく、
他の隊で採用されなかった武器たちをヒロシが引き受けたものである。
結果的に量産を念頭におく必要がなくなった為、それら武器の性能は格段に上がった。
爽やかかつ硬派で礼儀正しい戦士であり、子どもたちからの人気はすこぶる高い。
そして本人も子どもたちへのサービス精神旺盛。
子部隊長のクロコと亥部隊従士のジュースは彼のファン。
好物は柿。
詳細は不明だが、隊長に大恩があるらしい。
彼女の護衛であり、隊長の為ならいざという時はダシになる構え。
ナゴヤ・ドーマン
丑部隊医療班の一人。
基本は引きこもりで臆病な性格。
元孤児で牛の養子。
その医療技術は確かなもので、呪術的なものから高次の医術まで様々に使いこなす。
変人偏屈で扱いにくいが、バックアップの面において全部隊の重要な役割を果たしている。
また、引きこもり気質で臆病と前述したが、マリー隊長の為なら何でもやってみせる。
その忠誠心から従士を務めているようだ。
マザコンというよりは、彼もヒロシと同じく彼女に対して大恩を感じているらしい。
隊長の為ならいざという時はダシになる構え。
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